https://www.seikei.ac.jp/university/s-net/seminar_labo/keiei/mitsuhiro-fukuzawa.html
私たちは、新しい製品やサービスを日々利用することによって、より便利で豊かな生活をおくっています。それらは、主として企業による「イノベーション」活動の成果です。新製品・サービスを、いかに有効的かつ効率的に生み出すことができるのかが、企業成長を支える鍵となります。
ゼミでは、2年間かけて、イノベーションを成功裏に導くための企業の戦略と組織運営のあり方の両方について、その背後にある論理にまで踏み込んで一緒に考えます。
工場見学も適宜おこなうことで、ものづくりの現場を肌で感じる予定です。ハードな内容ですが、将来、イノベーションをうまくマネジメントしたい、と考えている方にとって少しでも役に立つゼミになればと思います。
文献の輪読、ケース・ディスカッション、グループ研究を実施します。
グループ・ディスカッションを中心とし、グループ単位でのテキストの輪読およびケース・ディスカッションを行うことを通じて、企業組織でおきる現象を理解するための考え方・センスを養います。グループを編成して各自でテーマを決めて調査をする「グループ研究」も実施します。
読み込む文献はやや大量ですので、事前の準備学習に多くの時間を割くことが必要です。
工場見学も可能な限り実施する予定です。
卒業研究の作成・完成をめざします。各自、卒業研究の完成をめざして、前期・後期にプロポーザル、進捗報告、最終報告を行います。
3年次のゼミで学習したイノベーションに関する戦略および組織の論理を用いつつ、各自で研究テーマを設定して研究を進め、最終的に卒業論文を作成・提出します。
研究テーマや進捗状況などについて、授業中に発表・ディスカッションをすることにより、研究をさらに深化させます。
前期
数回を用いて、研究計画(プロポーザル)の発表を行いブラッシュアップをはかります。
夏休み前には、研究計画を確定し、調査を始め、夏休み中に調査・研究を大幅に進めます。
後期
数回を用いて、研究の進捗報告を行い、ディスカッションを重ねた上で、卒業論文を作成・完成させます。
卒業研究の提出と、最終プレゼンテーションを行います。
研究方法としては、実証的な方法を用います。実際の経営現象を観察し、そこから興味深い「問い」を立てて、いろいろな情報(一次データおよび二次データ)を用いることにより、その問いに対する自分なりの「答え」を考えて論理的に説明してもらいます。その際には、経営学(主として戦略論や組織論、イノベーション論)におけるさまざまな理論が手助けとなるはずです。
研究の進め方や論文の書き方については下記を参照することをおすすめします
伊丹敬之(2001)『創造的論文の書き方』有斐閣
藤本隆宏・高橋伸夫・新宅純二郎・阿部誠・粕谷誠(2005)『リサーチ・マインド 経営学研究法』有斐閣
小池和男(2000)『聞きとりの作法』東洋経済新報社